Sweetheart Of The Radio

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ちりとてちん

米朝よもやま噺米朝よもやま噺
(2007/12/07)
桂 米朝

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「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます」

と、今日は上沼恵美子さんのナレーション風にはじめてみました(笑)。そうです、現在放送中の朝ドラ「ちりとてちん」のお話です。落語を題材にした、よう出来た物語で、毎回録画して泣いたり笑たりしもうて楽しませて貰てます(秋までの朝ドラ「どんど晴れ」があまりにもつまらなすぎたので、尚更面白く感じる、というのもあるのかもしれませんが・苦笑)。

http://www3.nhk.or.jp/asadora/index.html

まず「ちりとてちん」見てて何が嬉しいって、やはりほぼ毎日のように渡瀬恒彦さん演じる徒然亭草若師匠の「愛宕山」や、桂吉弥さん演じる徒然亭草原さんによる「崇徳院」などの落語を聴けるところでしょうか(最近は落語が静かなブームだと言われてますが、そのわりに昔ながらの演芸番組や寄席中継が放送される機会は少ないだけに、劇中であれ本当に有難い限りです)。愛宕山というと、僕は桂米朝師匠の印象が強いんですけど(そう言えば著書『米朝ばなし』の表紙も愛宕山がモチーフになってましたしね)、渡瀬さんの「愛宕山」も、師匠クラスの風格や味わいもあって、なかなか見事なもんです(いっぺん、全部通しであのテープ聴いてみたいです)。

米朝ばなし―上方落語地図 (講談社文庫)
米朝ばなし―上方落語地図 (講談社文庫)
桂 米朝 (1984/11)
講談社


一方の「崇徳院」は、故・桂枝雀さんの『落語大全 第十二集』で親しんでたんですが、吉弥さんの「崇徳院」も、流石ホンマもんの噺家さんだけあって、たとえ演技上とはいえ、ほんのさわりだけでも思わず惹き込まれます(草原兄さんの「とぞ思う」の解釈、じーんと来ました・涙)。

そして勿論、ヒロイン和田喜代美役の貫地谷しほりさんの熱演ぶりも目を見張るものがありますが(二度目の寝床寄席の高座、僕もハラハラドキドキしながら見守ってたんですけど、「へしこ丁稚羊羹」の枕ネタに本気なって笑うと共に、「成程、小浜でのあのエピソードはここに繋がって来るのか!」と脚本に感心)、子役時代の女の子も抜群の演技でした(かわらけ投げのシーン、とくに良かったです)。あと米倉斉加年さん演じる若狭塗箸職人のおじいちゃんが、倒れる前に喜代美に優しく語りかける言葉も感動的で、僕の胸にも沁みまくりました。

(塗り箸の作るには、箸の生地に)玉子の殻を砕いたんやらぁ、貝殻やぁ、それから松葉やらで模様をつけて、そのうえから漆で何重もにも塗り重ねる。それを石で丁寧に研ぐ。貝殻やら、松葉やら、ほかしてしまうようなもんが、こんなキレイな模様になって出てくる。人間も箸とおんなじや。研いで出てくるのは塗り重ねたもんだけや。一生懸命生きてさえおったらぁ、悩んだこともぉ、落ち込んだこともぉ、綺麗な模様になって出てくる。お前のなりたいもんになれる」

「1回きりの人生や。ぎょうさん笑え」

やっぱり朝ドラはこうでなくっちゃ!

しかし、何といってもこのドラマでは、糸子お母ちゃん役の和久井映見さんのはじけた演技っぷりが最高です!(元々、学生時代からファンだったんですが、益々好きになりました・笑)。そんな訳で最近また彼女が1996年に発表したアルバム『Dearest』を久々に引っ張り出して来て聴いてます。

DearestDearest
和久井映見
(1996/01/25)
ポリスター


初回特典ポストカード・パッケージ仕様になってるモノクロのジャケ写も素敵ですが、玉置浩二をはじめ、西脇唯高野寛五島良子井上陸都実、更には篠原美也子ICE宮内和之鈴木祥子(!)という豪華な作家陣が揃ってるだけあって、中身の充実度もかなりのもの。ドラマの中では、五木ひろし「ふるさと」を歌うシーンが印象的でしたが、実際の彼女はもっと歌がうまいんだな、これが!(おまけに宮内さんや高野さんに加え、鈴木茂さんや徳武弘文さん、鈴木智文さんらもギター演奏でバックアップされてるので間違いありません。また、五島良子さんや鈴木祥子さん、高野寛さんはコーラスでも花を添えておられます♪)。

基本的に僕は女優さんが安易にCD出して歌手活動することに否定的な立場なんですけど、でもやっぱ和久井映見さんだけは別格です(^^)。ただ、それしにしてもあれですね、僕の中で彼女はモルツのCMが流れてた頃同様、今も変わらずまだまだアイドル的な存在なのに、ヒロインのお母さん役なんですね(そう言えば僕、A子のお母さん役の生稲晃子さんも、大学時代に学祭かなんかのイベントで見てたんでした・苦笑)。



さて、落語といえば、恒例の米朝一門会、例年通り来年もまた1/6(日)に近江八幡市文化会館でやって下さるとのこと。ここ何年か見逃してるので、今度こそ観に行こうと思ってたんですが、既にチケット完売でした(残念)。桂雀三郎さんの「崇徳院」、聴いてみたかったなぁ・・・。

http://www.beicho.co.jp/

もしかしたら関西だけなのかもしれませんが、朝日新聞に連載中の『米朝よもやま噺』、毎週拝読して勉強させて貰ってます(先週、単行本も出たようですね)。


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COMMENT

「ちりとてちん」は朝、録画して晩に見てます。林家染丸さんが落語指導をしているのがうれしいです。渡瀬さんの大阪弁は安心して聞いてられます。吉弥さんはラジオの方の「米朝よもやま噺」にもゲストで出てました。紅白で五木さんが「ふるさと」を歌って和久井さんが応援役を努めてくれたら面白いのですが。

| お名前教えて | 2007/12/15 20:29 | URL |

●ハッピージャックさん
わざわざご丁寧にメール有難うございました。
文面とIPホストから、もしかしたらハッピージャックさん
かなと思ってたところでした(^^)。

http://www.kichiya.net/blog/index.html

そうですか、吉弥さん米朝師匠のラジオの方にもゲスト
出演されてましたか!(俳優さんとしてもですが、ええ
噺家さんですよね)。吉弥さんのブログも密かに拝見
させて貰ってます(^^;)。

http://www.kichiya.net/blog/index.html

そう言えば昨日の夕方放送されてたNHK新人演芸大賞受賞、
弟弟子のよね吉さんが受賞されてましたね!(先月、京福電鉄
嵐山線の中で落語されてたので、観に行きたかったです)。
よね吉さんもちらっと「ちりとてちん」出ておられましたね。

| ヤッチンロック。 | 2007/12/16 14:24 | URL | ≫ EDIT














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