Sweetheart Of The Radio

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さよならヴァージニア

ユア・ザ・スターユア・ザ・スター
(1995/06/25)
ロッド・スチュワート



遅ればせながら毎年恒例のやつを。

僕の2009年初聴きCDロッド・スチュワート『ユア・ザ・スター』(1995年)。

残念ながら、この時期のロッドの作品は決して高い評価は得られてないものの、ロッドの歌声にも円熟味が増し、ロッド自身に加えトレヴァー・ホーンと元シックバーナード・エドワーズがプロデュースを手掛けている点でも要注目の一枚。

冒頭を飾る「ウィンディ・タウン」クリス・レアのカヴァーなら、続く2曲目「ダウンタウン・ライツ」スコットランド、それもグラスゴー出身の3人組ロックバンド、ブルー・ナイル『Hats』(1990年)収録曲、更に4曲目「スウィートハート・ライク・ユー」はロッドの枯れた歌声と相性抜群のボブ・ディランのカヴァーで(収録アルバムは1983年の『Infidels』)、9曲目「ハング・オン・セント・クリストファー」トム・ウェイツの1987年の作品、そして11曲目には敬愛するサム・クック「スーズ・ミー」を取り上げてと、本作でもロッドのカヴァーの達人ぶりは健在(とりわけ「スーズ・ミー」では、さり気なく「ホット・レッグス」のギターリフも盛り込まれていて、遊び心のあるアレンジがロックンロールしててめっちゃゴキゲン!)。

一方、オリジナル曲もマディ・ウォーターズサム・クックオーティス・レディングに捧げられたR&B讃歌「マディ、サム&オーティス」をはじめ、フェイセス流儀の軽快でルーズなポップ・ロック・チューン「レディ・ラック」や親友フランキー・ミラー(!)がロッドに書き贈った7曲目「ユア・ザ・スター」など、いずれ劣らぬ佳曲揃い。他にもアンディ・テイラーとの共作によるハード路線の10曲目「デリシャス」や、どことなく「セイリング」を彷彿とさせる12曲目「パープル・へザー」ケルト音楽ゴスペルの要素なども取り込んだ荘厳な仕上がりとなっており、これまた聴き応え抜群(それだけに日本盤ボーナス・トラックで13曲目に「セイリング」が入ってるのは尚更余計な気もしますが、矢口清治さんの丁寧な解説が付いてるので、この際目をつぶるとしましょう・苦笑)。

しかし、僕がこのアルバムで一番気に入ってるのは3曲目の「さよならヴァージニア」。というのもこの曲はトム・ぺティによる書き下ろしで、そこはかとフォーキーそこはかとソウルフルなロッドの持ち味にもピッタリな、実にええ塩梅のカントリー・ロック・チューンだから!(ちなみにこの曲のみプロデュースは大御所レニー・ワロンカーマイケル・オースティンジェイムス・ニュートン・ハワードの三者が手掛けているみたい。となれば、仕上がりが上々なのも納得ですね)。

そんな訳で、たとえこのアルバムがブックオフ250円コーナーに埋もれていようと、アマゾンマーケットプレイスで中古盤が1円で投げ売りされていようとも、間違いなく僕にとってはそれ以上に価値ある作品です(笑)。

それにしても、先週NHK『BS熱中夜話』「ロック黄金時代(60年代・70年代)」第1夜で、安斎肇さんが「マイ・ベスト・バンド」フェイセスをあげて下さったのは嬉しかったなぁ~!(まさかフェイセスのメンバーが仲が悪くて、開演前の楽屋でお国自慢で殴り合いのケンカをしてたとは!?)。その他、「ロック黄金時代(60年代・70年代)」ナイトや「マイ・ベスト・バンド」の件については、そのうちまたあらてめてゆっくりと(健太さんは出演だけじゃなくて監修も担当されてたんですね。今週の放送も楽しみです。ムッシュのお話も、もっと聞きたいぜ!)。

スーパースター・ストーリー~ザ・ベスト・オブ・<br>ロッド・スチュワート~スーパースター・ストーリー
~ザ・ベスト・オブ・
ロッド・スチュワート~

(2009/01/28)
ロッド・スチュワート



最後にロッドといえば、2枚組新ベスト(初回盤はDVD付き)のジャケも格好良いですね!(上柴とおる親方が記念すべき300回目となる新年一発目の放送で未発表曲「トゥー・シェイズ・オブ・ブルー」をかけて下さってたけど、来週は早速特集も組んで下さるので感謝感激)。あと今年はロッドやフェイセス・ファミリーのSHM-CDによる紙ジャケ再発や13年ぶりとなるロッドの来日公演など目白押しですが、果たしてその先にフェイセス再結成もあるのでしょうか・・・?

The Zen of NakaThe Zen of Naka
(2008/08/21)
Martin Greig


  070929_3.jpg


とりあえず、まずは来日公演でロッドが中村俊輔ユニフォーム(そう、セルティック25番!)を着てステージに立ってくれることを期待してます(写真は2007年10月4日の日記から再掲載・笑)。



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COMMENT

握手

野出さん!こんにちは。

わ~い!嬉しいですね。
ロッドのこのアルバムを気に入ってくださっているとは。(感激)
僕もこのアルバムは大好きなアルバムで、輸入版ですが発売された特に速攻買いました。野出さんがおっしゃるように巷では中古が超お手ごろ価格で売られてますけど、
実に味わいのあるアルバムですよね。

「さよならヴァージニア」いいっすね!
僕はもちろんマギー・メイテイストな「レディ・ラック」
に、何気に泣ける「マディ、サム&オーティス」
カヴァーでは「スーズ・ミー」はたまらくカッコイイよく大好きです。

| 倉垣 | 2009/01/14 15:38 | URL |

●倉垣さん
こちらこそ握手(^^)。
僕もロッドも、「1月生まれの山羊座」同士ということ
もあって、2009年の初聴きアルバムに選ばせて頂き
ました(^^;)。

本文にもちらっと書きましたが、やはり日本盤のボートラ
「セイリング」は、ファンであればある程余計ですよね
(苦笑)。倉垣さんのように、本来の形の輸入盤で聴く
のが正解のような気がします。

そう言えば「レディ・ラック」は矢口さんもライナーで
「マギー・メイ」を引き合いに出されてたんですけど、この
マンドリンと歌の絡み具合とかが、いかにもロッドらしくて、
軽快でゴキゲンですよね!

ロッドはカヴァー名人なので、カヴァー集も勿論いいですが、
出来ればもっともっとオリジナル・アルバムも作って欲しい
ですね♪

| ヤッチンロック。 | 2009/01/14 20:45 | URL | ≫ EDIT

>発売された特に→発売された時に(すみません。)

ほんとセイリングのおまけなんて要りませんね。(苦笑)

僕はその頃ボーナストラックで、
CD化されていない名曲である「ナイトシフト」のサントラの
テーマ曲「THAT’S WHAT FRIENDS ARE FOR」を
おまけで収録してほしいとロッドの新作が発売される度に
思っていました。5、6年前に輸入盤のベストに念願叶って
収録されましたが、未だに国内盤では収録はありません!


カヴァーはもう結構お腹いっぱいですから、僕もオリジナル
アルバムを出してほしいです。

| 倉垣 | 2009/01/15 17:08 | URL |

●倉垣さん
「That's What Friends Are For 」、
そう言えばかつての掲示板時代だったか、
「ロッドのカヴァー曲特集嘆願」の時だったかに、
この曲のこと話題にしませんでしたっけ?(ホント、
日本人受けしそうに思うんですけど、どうしてなん
でしょうねぇ。何か権利関係の問題でもあるんで
しょうか・・・)。

次に健太さんのDJのオールディーズ番組が復活した
時には、是非倉垣さんこの曲リクエストして下さい(^^)。

| ヤッチンロック。 | 2009/01/16 19:54 | URL | ≫ EDIT














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