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Loose Shoes and Tight Pussy

Loose Shoes and Tight PussyLoose Shoes and Tight Pussy
(2003/11/18)
Alex Chilton



アレックス・チルトン『ルーズ・シューズ・アンド・タイト・プッシー』(1999年)は恐らくこの10年間で僕が一番よく聴き込んだカヴァー集。2002年にリリースされたポール・キャラック『グルーヴィン』も大好きでかなり聴きまくってはいるけど、それでも先に出たアレックス・チルトンを上回ってはいないはず(そう言えばどちらも国内盤MSIさんからで、萩原健太さんが解説を書いておられますね)。

R&Bゴスペルに加え、ポップ・ソウルカントリー、更にはジャズ・スタンダードといった新旧織り交ぜた渋くて多彩な選曲の妙もさることながら、エレキギターとベース、ドラムというシンプルなトリオ編成による小細工なしの演奏、とりわけアレックス・チルトンのざっくりとしたギターの鳴らし方コード感、ちょっと頼りないけど(苦笑)自然体で滋味溢れる歌声がやけにゴキゲンで、何度聴いても飽きが来ないどころか、クセになるくらい気持ちのいい一枚です(日本盤CDの帯には、「味のあるソウルフル・ヴォイス、ちょいズレ加減のギター ― 焦らず、気張らず、我が道を行くベテラン、チルトンならではの味わいが堪能出来る名盤。」とあったんですが、確かにその通りの名盤かも)。

シナトラカウント・ベイシー楽団でお馴染みの名曲「April In Paris(パリの四月)」なんかも実にいい湯加減(勿論褒め言葉です・笑)でキメてくれてるので、今ぐらいの季節に丁度いいかなと最近またよく愛聴してたんですけど、そんな矢先だっただけに、一週間前、TwitterのTLで彼の訃報を知った時は大変ショックを受けました・・・。

 http://tower.jp/article/news/4147
 http://www.cdjournal.com/main/news/alex-chilton/29895

それ以来、ボックス・トップスビッグ・スターなども含めて、彼の作品を聴いて偲んでるんですが、そうした中、上柴とおる親方「南港♪Music Entertainment」でも3月21日放送の冒頭3曲で(彼のキャリアをぎゅっと凝縮して総括するような形で)アレックス・チルトンの追悼コーナーを設けて頂けて、本当に有難い限り(NHK-FMでは過去に萩原健太さんの「ポップス・グラフィティ」2000年2月7日放送岡村詩野さんDJによる「ポップス・アーティスト名鑑」でアレックス・チルトンの特集が組まれたことはあったものの、日本の民放FMで、彼の功績を讃え、追悼コーナーを設けてくれた番組って、他にあるんでしょうか?NHK-FMでもピーター・バラカンさんまだやって下さってないですよね?)。本当に関西の洋楽リスナーの拠り所とでもいうべき、こんなにも貴重な音楽プログラムを、あと1回の放送で終わらせちゃうなんて、まったくどうかしてやがるぜ!!

そんなやるせない気持ちを宥めるかのように、僕の部屋では今夜もアレックス・チルトンのルーズでタイトなギターが鳴り響いてます・・・(心よりご冥福をお祈りします)。



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